クリトリスは外から見える部分だけではありません
外から確認できるのは先端のごく一部で、実際には内部へ続く本体と、左右に分かれて下方へ広がる脚のような部分があります。この広がりは膣の入口を挟むように分布しています。
つまり、挿入によって入口付近が圧迫されると、この内部構造にも刺激が伝わります。「中で感じている」と表現される感覚の一部は、この経路で説明できる可能性があります。外と中を切り分けられないのは、構造上そうなっているからです。
感覚の届き方の違い
| クリトリス側 | 神経の終末が密で、触れられた位置や強さがはっきり分かります。刺激が強すぎると痛みや不快に変わりやすいのも特徴です。 |
|---|---|
| 膣の入口付近 | 神経の終末が比較的多く、圧や擦れとして届きます。 |
| 膣の奥 | 位置を細かく区別する感覚は乏しく、圧されている・引かれているという深い感覚として届きやすい部位です。 |
この違いから、「クリイキのほうがはっきり分かりやすく、中の感覚はぼんやりしている」と感じる方が多くなります。ぼんやりしていることは、感じていないことと同じではありません。
併用は妥協ではありません
「挿入だけで達しないと本物ではない」という言い方を目にすることがありますが、根拠のある区別ではありません。クリトリスへの刺激を併用したほうが達しやすいという報告は一般的で、構造上も自然な話です。
むしろ「挿入だけで」という条件を自分に課すと、届く可能性のある経路を減らすことになります。方法・コツでも、経路を限定しないことを条件のひとつに挙げています。
クリトリスの刺激が痛い・不快な場合
神経が密な分、刺激が強すぎると不快になりやすい部位です。直接ではなく上から覆うように触れる、潤滑を足す、時間を短く区切るといった調整で変わることがあります。
強くしないと届かない、という状態が続く場合は、その日の疲労や薬の影響も考えられます。女性の感度のページで扱っています。
よくある質問
クリイキしかできないのは問題ですか。
問題ではありません。クリトリスへの刺激で達するほうが一般的で、構造上も自然です。
併用すると膣イキとは言えませんか。
呼び方の問題で、身体の側の区別ではありません。記事によって定義が違うので、用語で判断しないほうが実際的です。
クリトリスへの刺激が痛いのですが。
神経が密なので強すぎると不快になりやすい部位です。直接触れない、潤滑を足す、時間を区切るといった調整をしてみてください。