準備が整うと、身体は物理的に変わります
十分な刺激と時間があると、骨盤内の血流が増えて充血が起こり、潤いが出て、内部の形も変化します。この変化が起きた状態と起きていない状態では、同じ刺激でも届き方がまったく違います。
準備ができていない状態での挿入は、摩擦が直接伝わるため、痛いか、何も感じないかのどちらかになりやすくなります。そしてその経験が「挿入では感じない」として記憶されます。
どのくらい時間が必要か
個人差が大きいので一律には言えませんが、多くの場合、想像されているより長い時間が必要です。短く見積もられがちなのは、比較対象が演出された作品になっているためです。
目安として、「もう大丈夫だと思う」と感じてから、さらに少し続けるくらいがちょうどよいことが多いようです。急いでいる状態で「もう大丈夫」と判断すると、実際には早いことがあります。
潤いが足りない場合
潤いの量は、その人の性質だけでは決まりません。月経周期、年齢、服用している薬(ピル、一部の抗ヒスタミン薬、抗うつ薬など)、水分、疲労、授乳中かどうかで変わります。
足りないことを能力の問題として扱わないでください。潤滑剤を足すだけで摩擦が減り、届き方が変わることがあります。水溶性のものが扱いやすく、多くの用途に合います。
痛みが隠れていないか
「感じない」と表現されている状態のなかに、実際には軽い痛みや不快が含まれていることがあります。慣れてしまうと、それを痛みとして認識しなくなるためです。
確認の仕方としては、終わった後にひりつくか、翌日に違和感が残るかを見てください。残るようであれば、摩擦か、準備不足か、進めすぎのいずれかが起きています。
それでも変わらない場合
準備を整えても変わらない場合は、感覚そのものの分布による可能性があります。膣の内側は部位によって感覚の性質が違い、奥は位置を細かく区別しにくい代わりに圧として届きます。膣で感じないのページで扱っています。
また、薬や体調の影響も考えられます。女性の感度に一覧があります。
よくある質問
前戯はどのくらい必要ですか。
個人差が大きいですが、想像されているより長いことが多いです。「もう大丈夫」と感じてからさらに少し続けるくらいが目安になります。
潤滑剤を使うと相手に悪い気がします。
潤いの量は薬や体調で変わるもので、相手の技術の評価ではありません。摩擦による痛みを避けるうえで有効です。
感じないだけで痛くはありません。
終わった後にひりつく、翌日に違和感が残る場合は、軽い痛みが隠れている可能性があります。確認してみてください。